法律上は「パート」と「アルバイト」に違いはありません。
「パート」と「アルバイト」は、法律上どちらも「パートタイム労働者」に分類されていて、「1週間の所定労働時間が、同じ事業所で雇用されている正社員よりも短い労働者」のことを指しています。
「パート」「アルバイト」は、企業が独自に使い分けている言葉ということね。
実際に「パート・アルバイト同時募集!」なんて書かれた求人誌や張り紙もあります。
一般的には、企業側が使い分けるこの2つの言葉は、世間でも同じようなイメージを持っている人が多いようで、パートは主婦(主夫)がメインの早朝や昼間、アルバイトは学生やフリーターがメインの夕方や夜の勤務という区分になっています。
「パート」と「アルバイト」の意味
なぜ法律上同じなのに、企業や世間はパートとアルバイトを分けて使っている理由は、パートとアルバイトの言葉の意味を考えてみるとわかりやすいです。
パートは英語の「part time」が語源で、短時間労働を意味する言葉。
もともとフルタイムで働いていた女性が結婚や出産で以前のようには働けなくなったことがきっかけで広まった働き方ということから、パートといえば主婦とイメージしている人が多いのね。
アルバイトはドイツ語の「Arbeit」が語源で、かつて日本の学生が生活費や学費を稼ぐために行ったのがアルバイトであることから、学生の労働者はアルバイトと呼ばれることから浸透したそうです。
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