住宅ローン金利に影響を与える市場金利について
米国の長期金利(10年国債)は、急速に進むインフレ対策として、年明けより継続的な利上げを実施。一時は3.5%を超えましたが、世界的な物資不足などで景気後退への懸念が高まったことから、現在は3%を割り込み、2022年7月1日の米国長期金利は2.998%となっています。
日本の市場金利(10年国債)は、米国長期金利の上昇につられて年明けから徐々に上昇。
しかし、日銀はこれを嫌って、継続的な「公開市場操作(指し値オペ)」で、金利上昇の抑制を続けています。
そのため、日銀が金利誘導目標としているゼロ%±0.25%の範囲内に金利は落ち着いており、現在(2022年7月1日)の金利は0.222%です。
4月の消費者物価が2%を達成したため、日銀が何をもって金融政策の正常化に舵を切るのか、注目が集まっています。
とはいえ、すぐには現在の金融緩和政策を大きく変更しない意向で、利上げを狙う米国との姿勢の違いを見せています。
従って、当面は米国長期金利ほどに大きな上昇はないと思われます。
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