ハウスメーカーや工務店に嫌われる客の特徴として、家を建てるとき、住宅展示場などに、
・冷やかしで見学する
・景品やプレゼント目当て
・子供の遊び場がわりにする
といった目的で来る人がいます。
あるいは、
・そもそも家を建てる予定がない
・他の業者で既に契約済である
という人もいます。
これらのお客は「契約する可能性がゼロ」なので、相手にするだけ労力の無駄になります。
場合によっては、「出禁」になることもあるでしょう。
また、嫌がられるのは、「予算が少ない・不明な」客です。
本人に家を建てる気があっても、お金がなければ契約できません。
・予算が相場より低すぎる
・予算をなかなか言わない
といった客は、営業マンとしては相手にしたくないかもしれません。
予算を言わなくても、その人の職業で借入可能な住宅ローンの額はだいたい予想できるのですが、
・世間話をあまりしてくれない
・アンケートを書いてくれない
などで、職業や勤続年数がわからないと、予算も想像できません。
こうした人は、客としての優先順位が下がります。
次は「過度な要求をする」客です。
家は高額な買い物であるため、営業マンとしても、ある程度の要求は対応してくれるでしょう。
しかし、
・もっと値引きしろ
・明日までに○○しろ
・○○を無料サービスしろ
・○○はできないけど○○しろ
など、常識的に考えて無茶なことを言ってくる人は、扱いが大変です。
契約の見込みがありそうだとしても、それ以上に、
・精神的に疲れる
・他の仕事に支障が出る
などのデメリットが大きければ、嫌われてしまう可能性があります。
次は、「時間や手間がかかる」客です。
特に契約前の段階で、
・相談や打ち合わせが長時間かかる
・何回もプランや見積書を出させる
・後から細かい要望の変更が多い
という人は、正直面倒でしょう。
見込みがあっても、契約に至るまでの期間が長引きそうなら、もっと簡単に決まる別の客の相手をしたほうがいいからです。
完全に嫌われないまでも、対応の優先順位が下がるはずです。
最後は「人間性に問題がある」客です。
これには、いろいろなパターンがあると思いますが、
・「客は神様だ」と高圧的な態度をとる
・アンケートに嘘の住所や電話番号を書く
・子供がさわいでいるのに全く注意しない
といった客は、大半の営業マンとしては相手にしたくないはずです。
あるいは、人間性の問題とは言えないまでも、
・営業マンが感情型、おおざっぱ
・客(施主)は論理型、細かい
など、性格タイプが真逆で相性が悪いような場合は、距離を置かれる可能性もあります。
・1.本気で建てる気がある
・2.予算がある・明確
・3.過度な要求をしない
・4.時間や手間がかからない
・5.人間性に問題がない
1.本気で建てる気がある
1つ目は「本気で建てる気がある」客です。
本気度は、目に見えるものではないですが、
・欲しい家について具体的に話す
・営業マンの話を真面目に聞く
・積極的に質問や相談をする
といった行動や姿勢で、自然と相手に伝わります。
「しょせんは客と営業マンの関係」と言ってしまえばそれまでですが、本気の人には、本気で応えたいと思うのが人情です。
同じ客でも、本気さをアピールして営業マンに好かれた方が、家づくりがスムーズに進むはずです。
2.予算がある・明確
2つ目は「予算がある・明確な」客です。
これは駆け引きの部分もあるので、
・想定より少なめに予算を伝えたい
・そもそもあまり予算を言いたくない
という人も多いでしょう。
業者選びの最初の段階では、それでもいいと思います。
ただし、具体的な予算を言わなくても、
・アンケートに職業を書く
・世間話で仕事の話をする
ことによって「それなりの額で住宅ローンを組める客」だとアピールしておくべきです。
なお、いずれは正確な予算を教える必要があるので、本命の業者が決まったタイミング等で、正直に伝えるのも良いでしょう。
3.過度な要求をしない
3つ目は「過度な要求をしない」客です。
最初の段階では、予算や要望をある程度自由に伝えてよいと思います。
しかし、100%思い通りにならない場合も多いでしょう。
そんなときは、無理難題を言うのではなく、
・値引きではなく予算調整の相談をする
・優先順位の低い要望を外してみる
・期限を急かさずに余裕をもたせる
というように、営業マンの立場も考えて行動するようにします。
そうすれば、相手もいろいろと考えてくれて、良いアイディアや解決策が見つかりやすくなるはずです。
4.時間や手間がかからない
4つ目は「時間や手間がかからない」客です。
業者選びや打ち合わせは、何かと長期間・長期間になってしまいがちです。
なので、
・打ち合わせは終わる時間を決めておく
・簡単な内容はメールでやり取りする
・相談や質問はなるべく1回にまとめる
といった時短の工夫をしてみましょう。
こうすれば、営業マンだけでなく、施主側も楽になるため、家づくりをよりスムーズに進めることができます。
5.人間性に問題がない
5つ目は「人間性に問題がない」客です。
自分の人間性に問題がないかどうか、客観的に見るのは難しいと思います。
しかし、
・最低限のマナーや礼儀を守る
・自分がされて嫌なことはしない
・相手(営業マン)も人間だと考える
というように、当たり前のことを当たり前にすることはできるはずです。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊