今回は、多くの人が読み方を間違えている漢字の話です。
まずは、「重複」という漢字。
多くの人が「じゅうふく」と読んでいますが、本来は「ちょうふく」が正しい読み方です。
NHKでも「ちょうふく」を採用しています。
ただ、多くの人が読み間違えているので、今では慣用読みとして間違えとは言いきれないものもあります。
同じような漢字で、「早急」も「さっきゅう」が正しい読みですが、慣用読みとして「そうきゅう」も使われています。
また、「依存」も「いそん」が本来の読み方ですが、「いぞん」が市民権を得ていたりします。
今回はそんな実は読み間違えている漢字を集めてみました。
上記の3つは間違いとは言い切れないものになりますが、それ以外は間違えると、ちょっと恥ずかしい事になりますので是非チェックしてみてください。
月極:×げっきょく ○つきぎめ。
意味は「1カ月を単位として契約などを決めること」です。元々決めるの意味合いで「極める」が使われていたことに由来します。
重複:×じゅうふく ○ちょうふく。
現在では「じゅうふく」も慣用読み(元来の読み方ではないが広く用いられる読み方)として使われていますが、NHKでは「ちょうふく」を採用しています。
早急:×そうきゅう ○さっきゅう。
こちらも「重複」と同様です。
遵守:×そんしゅ ○じゅんしゅ。
尊敬の「尊(ソン)」の字があるため間違えやすいですが、「遵」には「ソン」の読み方はありません。
凹凸:×でこぼこ ○おうとつ。
「でこぼこ」と読む場合は「凸凹」と順番が逆になります。
所謂:×しょせん ○いわゆる。
中国由来の言葉で、漢文風に読むと「謂(い)うところ」となり、そこから変化して「いわゆる」となりました。しょせんは「所詮」と書きます。
汎用:×ぼんよう ○はんよう。
「ぼんよう」は「凡庸」と書き意味も異なります。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊