マイナンバーカードひも付けトラブルのその後について

河野太郎デジタル大臣は、

「マイナンバーカードの利用に関連する一連の事案が起きていることで、国民の皆さまに不安を与えることになってしまい、大変、申し訳ない」

松本剛明総務大臣は、

「ご本人が、将来、受け取るべきポイントが、別の方に付与されたことは誠に申し訳なく、遺憾」

加藤勝信厚労大臣は、

「国民の皆さんにご心配、ご懸念をおかけしていることは申し訳ない」

と話しています。

岸田総理は、河野デジタル大臣に対し、再発防止に向けた対策を講じるよう指示したということですが、またもや新たなトラブルです。

茨城県のクリニックを受診したAさんが、

病院の窓口でマイナ保険証をかざしたところ、表示されたのは2人分の名前でした。

1人はAさんでしたが、もう1人は別人の名前だったとのことです。

苗字も名前も違う人物です。

病院側が詳細を確認したところ、氏名だけでなく、生年月日も住所も違うBさんの情報が表示されました。

Bさんは、このクリニックに受診歴はありません。

専門家によると最初のトラブルは、2人が同姓同名で生年月日も同じだったため、ひもづけをする際に間違えた可能性があるというものでした。

しかし、今回は、同姓同名でもなければ、生年月日までも異なります。

システムを管理する専門機関に問い合わせました。

社会保険診療報酬支払基金によると、

「今回のケースは、同一番号に名前や生年月日の違う2人分の情報がひもづいている可能性がある。

システム上、2人以上がひもづくことは可能。

登録を行っている保険組合が、迅速に修正できていないことも考えられます」

厚生労働省は、登録済のものも含めて、総点検を行う方針ですが、チェックが行き届くには時間が必要です。

加藤勝信厚労大臣は、

個人情報の漏洩を防ぐ観点から一時的にシステムを停止するなど、万全の体制が確認できるまで立ち止まる必要はないのかという質問に対して、

「仮に、システム上に表示された情報に疑義がある場合には、お問い合わせ窓口に相談いただければ、迅速に担当機関につながって、具体的な対応が取れる体制の整備を図ることによって、こうした事態にしっかり対応していきたい」と語っていました。

こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。