1階部分を除き木造枠組壁工法で建設した「モクシオン稲城」が完工。
三井ホームは、木造マンション「モクシオン」の第1号物件を、東京都稲城市に完工し、公開された。
5階建ての1階部分のみ鉄筋コンクリート(RC)造、残りは木造枠組壁工法で建設した。
同工法を採用した日本最大級の木造マンション。
賃貸としてモデルルームを除く47戸の入居者を11月中旬に募集したところ、既に9割超が埋まっているという。
新マンション「モクシオン稲城」は、建設時に独自の高強度耐力壁を開発。
同社の従来施工物件よりも壁厚を約半分に減らし、木材の使用量も抑えたことで低コストを実現した。
木造はRCに比べ高コストが課題だが、RCの同程度の建物より建設費を1割安く抑えたという。高強度耐力壁は工場で製造できるパネル状で、組み立てが容易なため、工期もRCで建てるより約1割短縮できたとしている。
同社は今回の建設ノウハウを活用し、中層集合住宅における木造化を推進していくという。
~おしまい~