厚生労働省は、「よりよい医療を受けるため」だとして、2年後には現在の健康保険証を廃止して、マイナンバーカードを保険証代わりにする方針を打ち出した。
「国民皆保険」の日本だから、事実上、同カードの取得が義務化されるに等しい。これまでも政府はあの手この手で同カード普及を進めてきた。
26日正午、東京のわ御茶ノ水周辺にて、病床400床以上の大病院もひしめき、有名病院も多い地域だ。
駅周辺の広場で、無農薬野菜やドライフルーツの販売をしていた、ある高齢者は保険証は外出時は必ず持ち歩く。
「私たちのような年になると、いつ病院にかかるかわからないし」。
保険証を廃止し、マイナンバーカードに一本化する議論が進んでいると伝えると、「えっ?なくなるの?」と驚き、便利になるならいいけど、国の説明もいまいちよく分からない。
マイナンバーカードも持っているが、言われるがまま持たされてるのが正直なところ。
「次は保険証ですか。外堀埋めてきた感じですね」とため息交じりに話す。
「給付金を受け取る口座と連携したらマイナポイントをあげるとか、国民にポイントをちらつかせている。持ちたくない人の意見はいつもそっちのけ」とし、「保険証ってかなり身近なもの。それがなくなるって結構大転換かと思います」。
この保険証廃止方針が飛び出したのは厚生労働相の諮問機関で社会保障について話し合う審議会部会。
25日、2024年度中に保険証を原則廃止し、保険証をマイナンバーカードに一体化させた「マイナ保険証」の利用を促す案が示された。
将来的には運転免許証も統合され、一元管理化される見通しということです。
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