変動金利が上がるきっかけとなる、マイナス金利政策はいつ解除されるのでしょうか。
マイナス金利政策の解除には、賃金上昇→需要増大→インフレというサイクルが安定的に回っている状態になる必要があります。
大切なことは賃金の上昇です。
現在のような資源価格の高騰や円安を背景としたコストプッシュ型のインフレでは持続的なインフレとは言えません。
「マイナス金利政策はいつ解除されるのか」という問いに答えるためには、「賃金がいつ上がるのか」を考えることが重要です。
そのタイミングを2030年頃と予想されています。
2030年頃から就労者数の多いバブル世代が退職し始めます。
バブル世代が抜けると労働力がひっ迫するため、労働者の奪い合いになるでしょう。
しかも、いまの若手やミドル層は転職をいとわない世代です。
こうしたことから、労働力を確保する、あるいは引き留めるために、経営陣が「賃金を上げなければならない」と考え始めると思います。
バブル世代以上は終身雇用が前提だったので、経営層には「1度入社した人はそれほど賃金を上げなくてもずっと会社にいてくれる」という安心感があったと思いますが、世代交代によって安心感が緊張感に変わり、賃金の引上げにつながる可能性が高いと思います。
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