総務省は、マイナンバーカードの普及促進策である「マイナポイント事業」で不具合があり、1人複数回の申し込みがあったと発表した。
マイナンバーカードの中にある電子証明書を使い、申請した人が同一人物かどうか確認していたが、証明書の失効にあたり一部で証明書のひも付けがされていなかった。そのため同一人物かどうかを確認できず複数回申し込めた。
なぜ、こうした事態が起こったのか。
○失効前後の電子証明書がひも付けされず
マイナポイント事業は2020年9月から第1弾、続いて2022年1月から第2弾が始まった。カードの新規取得などをすると、1人最大2万円分のマイナポイントが付与される。
本来申し込みは1人1回のみだが、明らかになった不具合では2回申し込んだケースが470件、3回申し込んだケースが1件あった。実際にマイナポイントが付与されたかどうかは調査中としている。
申し込むにはNFC機能搭載のスマートフォンなどを使い、マイナンバーカードを読み取る。マイナンバーカードの内蔵ICチップに搭載した「公的個人認証サービス(JPKI)」の利用者証明用電子証明書を利用することで、申し込んだ人が同一人物かどうか確認していたということです。
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