エアコンの除湿機能には、大きく分けて「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2つの方式があります。
弱冷房除湿は空気を冷やして水分を取り除く昔ながらの方式。
空気を少し冷やしつつ消費電力は抑えられるのが特徴で「ドライは省エネ」といわれる根拠にもなりました。
猛暑日などあまりなかった時代には除湿の弱冷房でも十分だったのかもしれません。
一方の再熱除湿は、その名の通り除湿で冷えた空気を再び暖めてから室内に戻す方式です。梅雨の時期などに部屋を冷やし過ぎないように作られました。
ただし冷やした空気をわざわざ暖め直すのですから省エネではありません。
2009年に東京電力が公開した検証データによると、
電気代は高い順に、再熱除湿>冷房>弱冷房除湿でした。当時のエアコン、特に上位機種は軒並み再熱除湿を搭載していたのですが「ドライは省エネではない」ためか、近年の新製品ではあまり見られなくなっているそうです。
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