ビール売り場には駆け込み客が押し寄せていました。
ビール類をはじめとした酒類で値上げが相次ぐのも10月の特徴。
ビール大手4社は、ビールや缶酎ハイなどの価格を1割前後引き上げる。
先週末の3連休、都内のディスカウントストアには、値上げ前にまとめ買いをする駆け込み客の姿が相次いだ。
ある男性は、「とうとうビールまでという感じだ」と話し、カートにケースを積み上げていた。
今週に入り、店舗では、酒類の売れ行きが急激に伸びているということで、担当者は「売り場の品出しや補充が追いつかなくなっている」と話している。
外食業界でも、回転ずし大手の1皿の税込み最低価格が、「くら寿司」で110円から115円に引き上げられるほか、「スシロー」も、郊外型店舗では110円から120円に値上げされる。
吉野家でも、「牛丼 並盛」が、店内で飲食する場合、税込みで今の426円から448円になる。
崎陽軒の「シウマイ弁当」の税込み価格も860円から900円への引き上げだ。
物価高はエネルギーから食品へと大きく拡大
ガソリンや電気代などエネルギー分野で先行してきた物価高は、食品を中心に暮らしにかかわる幅広い品目に拡大する様相を見せている。
8月の消費者物価指数(生鮮食品以外)は、前の年の同じ月と比べ2.8%上昇した。
消費税増税の時期を除くと、上昇率は30年11か月ぶりの大きさだ。
都市ガス代は26.4%、電気代は21.5%上がるなど、エネルギー関連で16.9%の上昇となったが、生鮮食品を除く食料も4.1%上昇し、食用油の上げ幅は39.3%、食パンは15.0%で、外食のハンバーガーは11.2%、唐揚げも9.4%上がるとのことです。
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