○放置されたままの郵便貯金に注意
満期が過ぎているのに放置している「郵便貯金」を持っていないでしょうか。
ある調査会社が巷で聞いてみたところ、 「忘れちゃいますよね。年を取ると」 や、
「何年かわかりませんけど、置いてありますね」
などの声が聞かれました。
○消滅してしまう貯金は年間457億円も
特に注意したいのが、かつての「定額郵便貯金」です。
もしかすると、権利を失い消滅しているかもしれません。
ここ数年で消滅した貯金は増え続け、昨年1年だけでも11万7千件、金額にして、なんと457億円にものぼります。
巷では、「そんなに?457億、すごいですね」
「もったいないね。どこにいっちゃうの?」
などの声が聞かれました。
○民営化前の郵便貯金は消滅のおそれアリ
権利を失い消滅した貯金は国庫へ入り、国のお金になるのです。
消滅の可能性があるのは郵政民営化前の2007年9月以前に預けられていた「定額」、「定期」などの郵便貯金です。
中でも「定額貯金」は、年利が5%もあった時代もあり、多くの人が利用していたといいます。 「定額貯金」の場合、満期は10年。
その満期から20年が経過すると、貯金の引き出しを促す「催告書」が届きますが、引き出されなければ2か月後には消滅してしまいます。
○引き出し促す「催告書」も8割が未達となっています
郵政民営化前の定額貯金などを管理する、郵政管理支援機構によると、この3年間で発送した「催告書」は30万6000通。
しかし、その8割が「宛先不明」などで本人の元に届かず、戻ってきたということです。
そして今、まさに消滅の危機にあるのは「バブル景気」が終わった、1992年前後に始められた貯金。
心当たりのある方は、ゆうちょ銀行まで連絡してほしいということです。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊