今回は必要な書類を紛失した場合の対処法です。
確定申告の際には、そのケースによって必要な書類が異なります。
これらの書類を紛失してしまった場合、どのような対処を取る必要があるのでしょうか。
○再発行依頼を行う
源泉徴収票を紛失した場合、会社に申し出ることで再発行してもらえます。
また、ふるさと納税を行った際の「寄付金控除に関する証明書」を紛失した場合、寄付先の自治体に申し出ることで再発行が可能です。
医療費の領収書は基本的に再発行を不可としている医療機関が多いですが、領収書に代えて健康保険組合から送られてくる「医療費のお知らせ」などで代用できます。
また、住宅ローン控除の申告の際に必要な借入金残高証明書は、金融機関に申し出ることで再発行してもらえます。
○再度自分で取得する
住宅ローン控除の適用を受ける1年目の確定申告の際には、登記事項証明書が必要です。
これは、自分で法務局に赴いて取得する必要があります。紛失した場合は、再度法務局に赴くことで取得できます。
ただし平日のみしか取得できませんので注意が必要です。
○写しをもらう
1年目の住宅ローン控除の適用を受ける際の不動産売買契約書、および注文住宅を建てた際の工事請負契約書は写しを提出します。
したがって、本書が見当たらなくても、不動産会社や建設会社に申し出れば、契約書の写しをもらうことができます。
契約書は原則として2通作成し、双方が原本を保管することになっています。
不動産会社や建設会社に原本が保管されているはずですので、問い合わせてみましょう。
確定申告の際には、その申告内容に応じてさまざまな書類が必要です。
確定申告書をスムーズに作成するためにも、事前に必要な書類をそろえておきましょう。
その段階で紛失していることが分かった書類については、再発行できるものは早めに依頼し、送付してもらいましょう。
また、自分で取得しなければならない書類についても、早めに時間を取って取得しておくことが大切です。
確定申告の期間は原則として2月16日から3月15日となっています。
できれば会社から源泉徴収票を受けとる12月時点で、他の書類がそろっているかどうかを併せて確認し、足りないものがあれば早めに申し出てそろえておくと安心ですね♪
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊