なぜ、縫いぐるみと一緒に寝る大人がいるのでしょうか。
一緒に寝ることは、精神的に見てどのような意味があるのでしょうか。
縫いぐるみと一緒に寝る子どもの頃からの習慣が、大人になっても続いている人もいますし、大人になって1人暮らしを始めるなどの大きな環境変化の中で、縫いぐるみと一緒に寝るようになる人もいます。
いずれの場合であっても、縫いぐるみと一緒に寝ることにより、夜に暗くなってから1人で寝ることの不安を解消する意味があります。
子どもが母親に添い寝してもらって眠るのと同じで、大人も縫いぐるみを抱くことで、安心して睡眠に入ることができるのです。
心理学的には、こうした母親代わりの役目を果たすものを、移行対象と呼び、子どもが自立して大人になるために必要なアイテムとしてその存在を重視しています。
どのような大人が、縫いぐるみと一緒に寝たいと思うのでしょうか。
縫いぐるみと一緒に寝たいと思う大人は、まだ自立できていない未熟な人だと、よく誤解されることがあります。しかし、それは正しくありません。
人間は誰でも大きな環境変化の中で不安が高まり、他人の助けが欲しくてもそれが得られなかったり、そもそも、自分が助けてもらってもいい状態にあること自体に気付けなかったりすることがあります。
そうしたことが積み重なり、どうにもならない孤独感にさいなまれ、縫いぐるみを抱いて寝たいと思うのだそうです。
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