「節電ポイント制度」ですが、多くの問題点もあります。
制度を政府が立ち上げるのではなく、今ある電力会社の「節電ポイント制度」に相乗りしていくものですが、制度は会社によってバラバラ。
公平性を保つことができるのかということがあります。
・いつポイントが付与されて
・いつ使えるのか
・いつまでに使わなくてはいけないのか
も不明です。
手続きをスマホやパソコンで行いますが、高齢者などの中にはこうしたものを使えない人もいます。
アプリをインストールしなくてはならないのですが、どうすればいいのかわからない人もいるでしょう。
今回の制度は「節電ポイント制度」のない新電力の電力会社は対象外なので、こうしたとこで電気を契約している人が既存の大手電力会社に移ってしまうことも考えられ、打撃を受けそうです。
現在、電気価格の高騰で、休廃止に追い込まれている新電力の会社は1割以上あり、この制度で倒産に拍車がかかりそうです。
すでに一生懸命に節電しているという人も多いと思いますが、しっかり節電している人ほど節電効果が表れにくいので、ポイントがもらえないということになりそうです。
低所得で、ギリギリの電力で生活していて、もうこれ以上の節電は無理という人も、恩恵を受けられない可能性があります。
こうした人たちが、恩恵を受けようと、真夏でもクーラーをつけずに熱中症になる心配もあります。
国民の税金を使う事業としては、あまりに不公平なことが多すぎると思います。
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