○公務員の年収はいくらくらい?
人事院が公表している「国家公務員給与等実態調査の結果(2022年)」によると、国家公務員の平均給与月額は41万3064円で、このうち俸給部分が33万4711円でした。
また、2022年度の国家公務員のボーナス支給額は4.4カ月分です。ここから国家公務員の年収を計算すると、およそ677万円となることが分かります。
国家公務員にもさまざまな職種があり、一般行政職員の場合は664万円、公安職(一)の場合623万円となりました。
公安職(一)とは刑務官や皇宮護衛官、入国警備官が該当します。
民間企業の平均年収は433万円なので、それと比べると200万円以上、平均年収が高くなります。
○地方公務員の年収
総務省が公表している「2021(令和3)年4月1日地方公務員給与実態調査結果」によると、一般行政職の平均給与月額は34万3207円で、賞与(期末手当・勤勉手当の合計)は159万7394円となりました。
地方公共団体の一般行政職員の平均年収を計算すると571万5878円です。
また、警察職のおおよその年収は722万円(平均給与月額46万1882円/賞与167万7437円)、小中学校教育職員の年収は666万円(平均給与月額40万9427円/賞与174万3521円)でした。
地方公務員も、国家公務員同様、平均年収が高いということが分かります。
「2020(令和2)年分民間給与実態統計調査」によると、従業員数が5000人以上の企業の平均年収は男性が667万円、女性が293万円で、資本金が10億円以上の株式会社の平均年収は男性が721万円、女性が358万円ということでした。
業種別の平均年収をみても、公務員の年収を超えているのは電気・ガス・熱供給・水道業の715万円のみです。
次に高いのは金融業の630万円です。平均年収だけで考えると、公務員はやはり安定した職業だといえると思います。
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