最近、テレビ番組で「業務用スーパー」がよく取り上げられます。
そのネーミングから、大容量である業務用サイズの食品がメインで、飲食店関係の客を対象にしたスーパーだと思われがちですが、通常サイズの商品や肉、野菜などの生鮮食品も陳列され、むしろ一般客の方が多いように思います。
そのため、「業務用スーパー」と名乗りつつも、低価格での販売を売りにするスーパーとの違いが、あまりないように思えてなりません。
来店するのは一般客がほとんどなのに、なぜ、「業務用スーパー」と名乗るのでしょうか。
それは、お得感のブランドイメージ保持が目的です。
そもそも「業務用スーパー」は、どのような経緯で誕生したかというと、
飲食店などの事業者は、1営業日あたりの食材などの消費量が、一般家庭よりもかなり多いため、通常のスーパーで販売されている商品では、使いづらいという特徴があり、
そのため、従来は食材などの調達を、市場への買い出しや卸売業者を通じた仕入れで賄うことが一般的でしたが、
市場や卸売業者は、副菜や調味料などを取り扱っていないことが多いことや、市場は定休日があり、仕入れができない日が発生すること、
また、卸売業者から仕入れる場合、商品を手に取って選べないことや、卸売業者から仕入れる場合、大容量でしか対応しないことが多い、
というデメリットも存在したため、市場や卸売業者が取り扱わない商品を、いつでも、直接、まとまった量で買うことのできる、
という利便性を提供する目的で、業務用スーパーが誕生しました。
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