確定申告手続きは1年に1度しか行わないので慣れませんし、今年初めて申告される方であればなおさら困難です。
確定申告でミスをするとペナルティの対象となったり、節税制度が利用できなくなるなどのデメリットがありますので、注意が必要です。
○年末調整は確定申告ではない
年末調整は確定申告ではありませんので、確定申告が必要な方は申告期限までに手続きしないと、期限後申告になるのでご注意ください。
所得税の確定申告は、1年間の所得に対する税金(所得税)を精算するために実施し、
・ 事業所得者や不動産賃貸収入がある人、
・ 仮想通貨取引で利益を出した人
は申告することで所得税の納税額を確定させます。
会社員や公務員の方は、会社の年末調整で所得税の精算をできるため、1か所の勤務先からの収入のみであれば、年末調整を行えば確定申告手続きは不要です。
(医療費控除等を適用する際は、申告手続きが必要となります。)
しかし、会社員の方でもあっても、2か所以上の会社から収入を得ている場合は確定申告をしなければ所得税の精算はできないため、申告期限までに手続きしてください。
○所得税の納付書は税務署から送付されない
所得税の納税申告をする際、税金の支払い漏れに気を付けてください。
住民税は市区町村から納付書が送付されますが、税務署は所得税の納付書を送ってきませんので、次のいずれかの方法で納付期限までに所得税を支払う必要があります。
○所得税の主な納付方法
・ 税務署納付
・ 銀行納付
・ コンビニ納付
・ クレジットカード納付
所得税の申告期限と納付期限は同日です。
確定申告書を期限までに提出しても、納税をしていなければ申告期限から日割りで延滞税が発生しますので、忘れずに納付手続きを行ってください。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊